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24 ■ ディファレンシャル・オイル交換
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メンテナンスフリーなどと謳うマニュアルもありますが,
劣化し続けて良い訳がないデフオイル.安全を見て2年に1度は交換しましょう.
ここでは2WDのリアデフオイル交換について説明します.
使用するオイルの種類や量,フロントデフ・トランスファオイルについての薀蓄は

何よりまずは,十分に走行し,デフを暖めます.すると廃油がずっと楽になりますので.


リアアクスル外観.もっとごっついと思ってたなぁ...

使用するギアオイルはSAE 80W-90 GL5 という規格です.
今回はGM純正部品の優良社外部品メーカーとして名高いACDelco製をチョイス.\1000/L〜
合わせて毎回交換(というか消耗)するガスケットも購入.\1000〜



ガスケットは大事に扱いましょう(爆)

まずはデフケースカバー周囲の清掃です.接合面を丹念にワイヤブラシなどでこすります.


目の細かいブラシがいいです(安物可)

続いてボルトを緩めていきます.頂部1本を残してあとは外してしまいます.
これくらいでは廃油されませんのでご安心を.



カバーが凸型なのでエクステンションが必要です.

最後に頂部ボルトを10回転くらい(?)緩めて,カバーがプラーンとぶら下がれる状態を作ります.
直下に廃油受けも設置.



いっぺん外して数回転締め込むといいでしょう.それでも通常カバーは落ちません.

心の準備が整ったら,ケース及びカバーを傷つけない様注意しながら,
スクレイパーなどでカバーを下からめくります.するとデロ〜ンと廃油開始.
縁切りが上手くいかない場合はカバーの縁をプライヤーでつまんで引っ張ります.



この色はまずいです(^^;

デロ〜ン完了後,まずはカバーの磁石を点検.


この磁石に油位がかからないようだとかなりオイルが不足しています.整備工場直行!

磁石には鉄粉がびっしり.これを丹念に拭き取ります.
パーツクリーナーや紙ワイパー(ワイパー?という人は)を併用.



数年無交換と予想される車両の場合です.結構ついてます.

続いてガスケットを剥がして,接合面を清掃します.せっかくなのでピッカピカにするつもりで.


結構ガンコでした.スクレイパー必須.

最後に全体をパーツクリーナーで清掃して完了.


ピカピカとはいきませんでしたが,綺麗になりました.

続いてデフケースとギア・ベアリングの類の清掃です.
太っ腹にパーツクリーナーを振舞ってスラッジ・鉄粉・古オイルをぜ〜んぶ洗い流します.



清水さんも仰るように,レギュラー缶1本は使います.

当然ですが,ガスケット跡も綺麗に清掃します.


清掃完了.

ではカバーを復旧します.新品のガスケットに液状ガスケットを併用します.
GMのサービスマニュアル等でも,紙ガスケットと液状ガスケットの併用が推奨されている事が多いですが,
シール効果には大差ないと思います.私はむしろ作業効率の為に併用しています.



なので通常オイルに接する可能性のある範囲だけ(当然ボルトの内側に回します)

ボルト孔を合わせて貼り付けます.(合ってないように見えるのは気のせいです)


裏返してペタッと.

ケースカバー周囲のボルトを「対角線放射状攻め」で締付けます.
締付けトルクは 27N-m と低めですが,必ず仮締め→本締めの2段階で!
ちなみにこのトルクを上回っても下回っても,ガスケットのシール性能は落ちます.



3/8"DRのトルクレンチが便利です.

カバー復旧が終わったら,いよいよ新しいオイルを注入します.
フィラープラグはデフケースの右前側にあります.3/8"DRのエクステンションが刺さる形状になっています.



これは注入(こぼれ)後の状態です.綺麗に清掃しましょうね(^^

このように簡単に抜けます.


写真の場合は1/2"DR→3/8"DRに変換しています.

プラグを外すとこのようにぽっかり孔が開きます.見ての通り鋭利なネジが切ってあるので,
某書籍が言うように指を突っ込む事はお勧めしません.



この状態での放置も良くないので,以後は迅速に作業しましょう.

いざ注入!ですが,フィラー位置から考えても,直接注入するのは困難.
オイルポンプなんていう高貴なツールは持ち合わせていない・・・
そんな貴方にお勧めなケチケチサンデーメカニックツール(略してKKT)をご紹介します.
市販のシャンプー等のプッシュポンプ部分です!・・・有名な話ですね(爆)



ちょっと遠いのでブレーキのブリーダープラグ用に買った余りのホースも併用.

こんな感じで使います.


ぱっと見画期的ですが,この先1.85Lも・・・飽きますね.

デフオイル充填用KKTその2.夏場など,とにかく動きたくない場合はこちら.
ボトルの取り回しに工夫が必要ですが,意外に使えました(^^;
(■05/07/24 更新■)


時間はそれなりにかかります(■05/07/24 更新■)

オーナーズマニュアル等を参照して,キッチリ規定量注入したら,
フィラープラグを 35 N-m で締付けて,アクスル回りを清掃して試乗.漏れがないか再度確認して作業修了です.



くどいようですがオイル跡は清掃しましょう(^^;

DIY派なら何の苦も無い作業ですね.そうでなくても,リアアクスルは簡単に目視できる箇所ですので,
長い付き合いの車両は特に,気がついた時にチラッと覗いてオイル漏れの点検をしてあげましょう.

ちなみに外観で漏れが無いのにオイルが減っている場合,ホーシング両車輪側のシール劣化/破損が主な原因です.
放置するととても危険ですので,すぐに交換しましょう.